「食材王国みやぎ農産の日」とは?毎月第1金曜日は宮城県産農産物を味わう日
宮城といえば、海の幸。
そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
でも、宮城にあるのはそれだけではありません!
お米や野菜、果物、お肉など、全国に誇れる農産物もたくさんあります。
「食材王国みやぎ農産の日」は、そんな宮城県産農産物をもっと身近に感じ、味わってもらおうと、2026年7月に始まった取り組み。これから毎月第1金曜日は、「食材王国みやぎ農産の日」として、県内各地で宮城のおいしい農産物に出会える機会が広がっていきます。
とはいえ、「私たちの暮らしの中で、どんなふうに楽しめるの?」と気になる方もいるかもしれません。
そこで本記事では、「食材王国みやぎ農産の日」のキックオフイベントをレポート。あわせて、同時開催された「食材王国みやぎマルシェ」の様子や、出展者の商品を紹介しながら、宮城の農産物の楽しみ方をお届けします。

食材王国みやぎ農産の日とは?
「食材王国みやぎ農産の日」とは、毎月第1金曜日に宮城県産農産物を楽しむ日です。
地元の農産物をより身近に感じてほしい。
日々の食卓でもっと味わってほしい。
そんな思いから、2026(令和8)年7月3日(金)に取り組みがスタートしました。
お米、野菜、果物など、みやぎの豊かな実りを味わいながら、生産者や地域の魅力にもふれる。毎月第1金曜日は、宮城のおいしい農産物に目を向けるきっかけの日になりそうです。
コラム:農産の日が金曜日の理由
食材王国みやぎ農産の日は、なぜ金曜日なのでしょうか?
その理由の1つは、「宮城米の金色の実り」にちなんでいるから。宮城は全国屈指の米どころとして知られ、「ひとめぼれ」や「ササニシキ」など、全国的にも親しまれている品種が生まれた土地でもあります。
さらに近年は、「だて正夢」や「金のいぶき」など、個性豊かな宮城米も登場しています。
農産の日をきっかけに、野菜や果物だけでなく、宮城のお米にもあらためて目を向けてみたいですね。

「食材王国みやぎ農産の日」キックオフイベントをレポート!
「食材王国みやぎ農産の日」のスタートに合わせ、2026年7月3日(金)、宮城県行政庁舎1階ロビーでキックオフイベントが開催されました。
イベントには、村井知事をはじめ、県内の農業関係団体、みやぎ絆大使でスパイス料理研究家の印度カリー子さんなどが出席。仙台の老舗青果物専門店「いたがき」が手がけた特製野菜ジュースでの乾杯を皮切りに、会場には明るい熱気が広がりました。
ここからは、当日の主なプログラムを写真とともに振り返ります。
宮城県産野菜を使った特製野菜ジュースの試飲会
乾杯に使われた特製野菜ジュースは、来場者にも先着100名限定で振る舞われました。
ジュースに使用されたのは、宮城県産の小松菜、サラダケール、トマト。そこにパイン、オレンジ、バナナ、レモンの4種のフルーツをブレンド。野菜の風味の中に、フルーツのやさしい甘みが加わり、すっきりと飲みやすい味わいでした。
2026年7月4日(土)から18日(土)までは、「いたがき」のジュースコーナー5店舗でも期間限定で販売されました。宮城の野菜のおいしさを気軽に味わえる一杯として、ぜひ再登場してほしいメニューです。
みやぎ絆大使 印度カリー子さん考案!からくない「やさしいやさいカレー」レシピ紹介
みやぎ絆大使 印度カリー子さんによるレシピ紹介では、宮城県産食材を使った「やさしいやさいカレー」が登場しました。
スパイス料理というと少し難しそうに感じる方もいるかもしれませんが、作り方はとてもシンプル。家庭でも取り入れやすく、日々の食卓に県産農産物を取り入れるヒントになりそうです。
本記事では、特別に当日配布されたレシピをご紹介します。
からくない「やさしいやさいカレー」レシピ
●材料(4〜5人分)
| 鶏もも肉 | 2枚(500g) |
| 玉ねぎ | 2個(400g) |
| にんじん | 1本(150g) |
| トマト | 1個(150g) |
| ジャガイモ | 1個(100g) |
| バナナ | 1本(80g) |
| りんご | 1/4個(40g) |
| セロリ | 1/4本(40g) |
| にんにく | 1かけ(6g) |
| 塩 | 小さじ2 |
| ターメリック | 小さじ1 |
| クミンパウダー | 小さじ1 |
| コリアンダーパウダー | 小さじ1 |
| 水 | 300ml |
●レシピ
下準備:野菜と果物は全て小さく切ります。鶏肉は一口大に切ります。
| 1 | 玉ねぎ、にんにく、トマト、にんじん、ジャガイモ、セロリ、スパイス(ターメリック・クミンパウダー・コリアンダーパウダー)、りんご、バナナ、鶏肉、塩、水の順に鍋に入れ、蓋をして火にかけます。 |
| 2 | 沸騰を確認したら弱火にして30分煮込みます。 |
| 3 | 鶏肉を一度取り出し、野菜をミキサーにかけて滑らかなペースト状にし、鶏肉を戻して完成! |
●ポイント
| 辛味をつけたい場合:カイエンペッパー小さじ1/2を加えてください。 |
| おすすめのライス:ターメリックライスが好相性!(白米2合にターメリック小さじ1/4を加えて通常炊飯) |
ちなみに、カレーに使うスパイスを買いに行ったものの、売り場で「なんて名前だっけ……?」と忘れてしまうこともありますよね。印度カリー子さんによると、「ターメリック」「クミンパウダー」「コリアンダーパウダー」は、それぞれの頭文字をとって「タクコ」と覚えるとよいそうです。
また、県庁2階食堂「カフェテリアけやき(然の膳 宮城県庁店)」では、印度カリー子さん監修の「やさしいやさいカレー」が特別メニューとして登場しました。宮城県産森林どりや県産野菜を使用した一皿で、提供期間は2026年7月3日(金)から31日(金)まで。イベントで紹介されたレシピを、実際に味わえる機会となりました。
高さ約1.8m!宮城の農産物タワーも登場
会場には、宮城県産の農産物を使った高さ約1.8mの「農産物タワー」も登場しました。
米、パプリカ、トマト、ネギ、ズッキーニ、じゃがいも、玉ねぎなどが積み上げられ、宮城が誇るブランド牛「仙台牛」のオブジェも並びます。県職員が手作業で積み上げたというタワーは、会場でも注目を集めていました。
なかでも目を引いたのは、鮮やかな色合いのパプリカ。実は宮城は、パプリカの生産量が日本一なんです。
タワーに使われた農産物は、全部で28品目。色とりどりの野菜や米、畜産物が並ぶ様子からも、宮城の農産物の豊かさが伝わってきました。
同時開催の「食材王国みやぎマルシェ」も大盛況!
キックオフイベントとあわせて、多くの来場者でにぎわっていたのが「食材王国みやぎマルシェ」です。
「食材王国みやぎマルシェ」は、2020年にスタートした販売イベント。近年は年2回、宮城県庁ロビーを会場に開催されています。
会場には、県内の生産者や事業者が手がける農産物、加工品、スイーツなどが並び、宮城の“おいしいもの”を実際に手に取って選べる場となっていました。
ここからは、当日出展していた事業者や、気になった商品を紹介していきます。
三和食品:利府梨を使った焼肉のたれ
宮城県利府町の特産品「利府梨」をたっぷりと使った焼肉のたれ。甘口・辛口の2種類があり、全国放送のテレビ番組でも紹介された実績があります。
オンラインでは売り切れることも多く、直接販売の機会は年に数回と貴重。マルシェ当日も、終了時間を待たずに完売していました。
やまうち農園:いちじくを使用した焼き菓子
「完熟」にこだわるのが、やまうち農園の特徴です。日持ちさせるために早めに収穫する農家も多いなか、完熟のおいしさを届けるため、直接販売を大切にしています。
会場には、いちじくを使ったタルトやパウンドケーキ、マドレーヌ、グミなどが並び、いちじくのおいしさを閉じ込めたスイーツが来場者の目を引いていました。
宮城県産米を使っただんごやおもち
「もちべえ」は、宮城県大崎市にある、もちとだんご、和菓子のお店です。宮城県産のひとめぼれを使っただんごや、宮城県産もち米「みやこがねもち」を使ったおもちなど、米どころ宮城らしい商品を手がけています。
なかでも人気を集めていたのが、宮城を代表するご当地グルメ・ずんだ餅。会場には、みたらしやごまなど、さまざまな味の商品も並び、多くの来場者でにぎわっていました。
おもしろいし市場:お米や朝採れ野菜
白石市にある「おもしろいし市場」は、白石市や近郊の農産物、加工品、特産品が集まる産直市場です。この日は、農家が丹精込めて育てた野菜や加工品が販売されていました。
店舗に足を運べば、白石産を中心とした旬の野菜や加工品、スイーツ、市内・県内の特産品などを購入できます。飲食スペースでは、白石産ササニシキを使ったメニューをはじめ、白石温麺、フロム蔵王のソフトクリームなども味わえますよ。
ほかにもいろいろ!食材王国みやぎの“おいしいもの”
「食材王国みやぎマルシェ」では、農産物やその加工品に限らず、宮城が誇る“おいしいもの”が販売されています。出展者は開催回ごとに変わるため、その時々の出会いがあるのも魅力です。
気になる商品はオンラインでもチェック
「食材王国みやぎマルシェ」で販売されていた商品の一部は、「宮城旬鮮探訪」に掲載されている各事業者のオンラインショップでも購入できます。マルシェは開催回によって出展者や商品が変わるため、気になる商品に出会ったときはオンライン販売の有無もチェックしてみてください。
宮城のおいしいものを、自宅用にはもちろん、手土産や贈り物として選んでみるのもおすすめです。
毎月第1金曜日を、宮城県産農産物に出会うきっかけの日に
ここまで、キックオフイベントやマルシェの様子を紹介してきました。毎月第1金曜日をきっかけに、宮城県産農産物をより身近に楽しめる機会が、これから少しずつ広がっていきそうです。
その広がりを後押しする存在として、キックオフイベントでは「むすび丸農産バージョン」のロゴマークもお披露目。さらに、新たに農産バージョンのコスチュームが作成されることも発表されました。
むすび丸のコスチュームには、これまで「甲冑」「祭り」「スポーツ」「水産」「羽織袴」などの種類がありました。そこに新たに加わる「農産バージョン」は、宮城県産農産物をPRする心強い応援役になりそうです。
また今後は、宮城の食材を積極的に活用している「食材王国みやぎ地産地消推進店」でのPR資材の掲出や、量販店と連携した宮城フェアの開催なども予定されています。飲食店や道の駅、スーパーなど、私たちの暮らしに身近な場所へも取り組みが広がっていく見込みです。
宮城には、お米、野菜、果物、畜産物など、まだまだ知りたい、味わいたい農産物がたくさんあります。
毎月第1金曜日は、宮城県産農産物に少し目を向けてみる日。食卓に並ぶ一品や、マルシェでの買い物を通じて、宮城のおいしい実りを味わってみてはいかがでしょうか。
ライター:池田 智海【食材王国みやぎ うまレポ隊】
宮城で暮らして30年超のライター。地域をよく知るライターとして、仙台発の情報誌「りらく」などの記事を執筆。個人の活動として、宮城のお店や人の魅力を発信する情報サイト「より、宮城。(https://yori-miyagi.com/)」の運営も手がけています。「人と話すこと」と「美味しいものを食べること」が大好きです!






























