宮城県産の枝豆を味わい尽くす!選び方・茹で方・保存方法と絶品レシピを徹底解説
ビールのおつまみや食卓の定番として広く親しまれている「枝豆」。
実は栄養豊富な緑黄色野菜であり、江戸時代から夏の風物詩として愛されてきた歴史があります。
「お店で買うときは、どうやって選べばいい?」
「たくさんもらったときの、おいしさをキープする保存方法が知りたい!」
そんな疑問にお答えするため、この記事では「おいしい枝豆の選び方」や「保存方法」、基本の「茹で方・蒸し方」を分かりやすく解説します。
さらに、枝豆を使った「絶品レシピ」や、宮城県が誇るブランド枝豆もご紹介!
地域一体となって鮮度抜群の野菜を届ける「とれたて仙台プロジェクト」の取り組みや、郷土の味「ずんだ」の魅力、震災を乗り越えた気仙沼市の「奇跡の種」のストーリーなど、盛りだくさんです!ぜひ最後までお楽しみください。
目次

「枝豆」について
食卓の定番として広く親しまれている「枝豆」は、実は未成熟な「大豆」を若いうちに収穫したものです。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど豊富な栄養価を持つことで知られていますが、枝豆にもタンパク質やカルシウム、ビタミン、食物繊維などの栄養成分が豊富に含まれています。そのため、分類上は「豆類」ではなく、栄養満点な「緑黄色野菜」に該当する食材です。
日本における枝豆の歴史は古く、江戸時代には夏の風物詩として、枝付きのまま茹でた枝豆を売り歩く姿が文献にも描かれています。古くから現代に至るまで、世代を問わず多くの人々に親しまれてきた身近な食材です。
宮城県の誇るブランド枝豆2種!
豊かな自然に恵まれた宮城県では、地域独自のこだわりが詰まったブランド枝豆が大切に育てられています。宮城県内では様々な品種が栽培されていますが、今回は高い人気を誇る2つのブランド枝豆の特徴をご紹介します。
仙台ちゃ豆(旬:7月〜8月頃)
一見すると通常の枝豆のようですが、サヤの産毛や実を包む薄膜がほんのり茶色を帯びているのが大きな特徴です。宮城県内では主に仙台市や名取市などで生産が行われており、口に入れた瞬間に、ふわりと広がる豊かな香りが魅力です。
気仙沼茶豆(旬:9月中旬)
気仙沼地方の在来種といわれている「五葉茶豆」。通常の枝豆は一つの枝に葉が3枚ですが、気仙沼茶豆は、名前にもあるように5枚つく品種です。
葉が多い分、太陽の光をたっぷり集めることができるため、通常の枝豆よりも糖分を多く含んだおいしい枝豆に育ちます。茹でる際には、豊かな甘い香りが立ちのぼり、食べてみると、みずみずしく、しっかりとした濃い豆の味を感じることができます。
9月中旬からわずか10日〜13日ほどしか収穫されない大変貴重な枝豆です。
枝豆の「芯止め」ってなに?
「芯止め」とは、成長途中にある茎の先端を摘み取る栽培の工夫です。すべての枝豆に行う必要はなく、主に背丈が高く伸びる品種で行われます。
宮城県村田町で栽培されている「秘伝豆」は、放っておくとなんと大人の背丈よりも高く生長します(2メートル近く)。そのため、生産者は、大きくなりすぎないように、下から8段目ほどの位置で芯止めを行います。
先端を摘むことで、それ以上の生長を抑えて実(豆)に栄養を集中させることができ、わき芽が伸びて収穫量が増えるというメリットがあります。
また、風で倒れるリスクを減らす効果もあるため、おいしい枝豆を育てるために欠かせない大切な作業です。

おいしい枝豆の選び方
お店で購入する際は、以下のポイントをチェックして、おいしい枝豆を選びましょう!
サヤの色と張り:サヤの緑色が濃く、鮮やかでピンと張りのあるもの
実の詰まり具合:中の豆の大きさが揃っていて、均等に詰まっているもの
逆に、サヤが膨らみすぎてパンパンになっているものや、全体が黄色っぽくなっているものは、風味が落ちてしまっているサインです。
おいしい枝豆の茹で方・蒸し方(蒸し焼き)
枝豆本来の豊かな風味を引き出すための、基本的な茹で方とおすすめの蒸し方(蒸し焼き)をご紹介します。
【茹で方】
〈材料〉
・枝豆
・たっぷりの水
・水に対して4%の塩(1Lの水に対して40g)
①枝豆を流水で洗います。
②豆に塩味が入りやすくなるように、サヤの端を切り落とします。
(すぐに食べずに冷蔵保存をする場合は、サヤの端を切らずに茹でることで、枝豆から水分が抜けにくくなり、おいしさを保てます。)
③適量の塩を枝豆にもみ込みます。
④沸騰した湯に塩を入れ、枝豆を塩でもみ込んだまま洗わずにお湯に入れます。ゆで時間の目安は3分前後。
(ポイント:とれたての枝豆は、火の通りが早いので、2分半ほど経ったら味見をしてみてください)
⑤ザルにとり、うちわなどで扇いで冷ます。
(素早く冷ますことで、余熱により豆が柔らかくなりすぎるのを防ぎ、枝豆本来の食感を楽しめます。)
⑥最後に器に盛り、お好みで塩をふってください。
【蒸し方(蒸し焼き)】
〈材料〉
・枝豆
・塩:適量
・水:大さじ4(鍋のサイズに合わせて調整してください。)
①枝豆を流水でよく洗います。
②塩をまぶして揉み込み、産毛を取ります。
③産毛を洗い流し、水気を切ります。
④枝豆を鍋またはフライパンに平らに広げ、水大さじ4を加え、強火にして蓋をします。
⑤水が沸騰したら中火にし、約4分蒸します。
⑥蓋を外して火を強め、かき混ぜながら水分を飛ばしながら、軽く焼き目を付けます。
⑦最後に器に盛り、好みで塩をふってください。
枝豆の保存方法
鮮度が命の枝豆は、生のまま保存しておくと、時間の経過とともに味や香りがどんどん損なわれてしまいます。
そのため、購入した後はすぐに食べない場合でも、まずは加熱調理(茹でる・蒸す)をしてから保存するのがおいしさを保つ秘訣です。
とれたて仙台プロジェクト
仙台市が推進する「とれたて仙台プロジェクト」は、生産地と消費地が近い強みを活かした地産地消の取り組みです。
たとえば、夏の「今朝採り枝豆」。枝豆は鮮度が命の野菜です。農家さんが早朝から収穫したものが、その日のうちに市内のスーパーや直売所の店頭に並びます。
「おいしいものを、一番おいしいうちに食べてほしい」といった生産者の思いが届く、素敵な取り組みです。
みなさんも仙台を訪れた際には、ぜひ採れたてのおいしさを味わってみてください。
※今朝採り枝豆の販売時期は例年7月~9月頃までとなります。
枝豆を使ったおすすめ県産品はこちら
お土産やご自宅用のお取り寄せにぜひご利用ください。
宮城県名物「ずんだ」とは?
ずんだとは、茹でた枝豆のサヤと薄皮を除き、すりつぶして砂糖や塩を加えて練り上げた緑色の餡(あん)のことです。宮城県内では古くからお餅に絡めた「ずんだ餅」として親しまれてきたほか、現代では様々なスイーツにアレンジされて全国的な人気を集めています。

おいしい「枝豆」レシピ
宮城県公式クックパッドに掲載されている、枝豆のおいしさを存分に活かしたおすすめのレシピをご紹介します。日々の献立の参考にぜひお試しください。
画像をクリックしていただくとレシピページへ移動します。
- ちゃ豆チーズケーキ(15㎝台)
- 枝豆の優しい甘みとチーズのコクが絶妙にマッチしたケーキです。

- 宮城県公式クックパッド
- ずんだ水まんじゅう
- つるんとした喉越しと、風味豊かなずんだ餡の組み合わせが涼やかな和菓子です。

- 宮城県公式クックパッド
- 海と畑の混ぜご飯
- 海の幸と枝豆の彩りが美しく、食欲をそそる栄養満点の混ぜご飯です。

- 宮城県公式クックパッド
- ズイキ(イモガラ)のずんだ和え
- 宮城県の伝統食材であるズイキに、ずんだを合わせた和え物です。

- 宮城県公式クックパッド
津波に負けない!奇跡の種
気仙沼市の沿岸部にある階上(はしかみ)地区。東日本大震災の津波により、農地や農業機械が流失する大きな被害を受けた場所です。
そんな中、被災を免れて一袋だけ残った種がありました。それが、地域特産の「気仙沼茶豆」です。地元の「階上生産組合」の農家たちは、この残った種を大切に畑へまき、根気強く育て続けました。その結果、気仙沼茶豆は見事に復活を果たし、今では地域を代表する特産品となっています。
津波を耐え抜き、人の手でつながれた一袋の種。お店で見かけた際は、ぜひそのストーリーも一緒に味わってみてください。
































