2022.08.31

白米モードで炊ける! 玄米食のために開発された、栄養豊富で美味しいお米「金のいぶき」

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手軽に炊ける「金」の美味しさ

「玄米は炊き方が難しい」という常識を覆す品種「金のいぶき」は、胚芽のプチプチした食感と、もっちりとした炊き上がりが特長。美味しくて栄養も豊富な玄米食を手軽に家庭で楽しめます。

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玄米らしい香ばしさを活かして

普通の玄米を炊くには、浸水させたり圧力をかけたりします。そこで、宮城県では、簡単においしく炊ける玄米の開発をスタートし、2015年に「金のいぶき」を品種登録したのです。玄米はパサパサして食べづらい、という意見にも着目し、もっちりとした日本人好みの食感が味わえる玄米に。玄米でしか味わえない香ばしさと甘みで、新たなお米のおいしさが楽しめます。

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胚芽部分が通常の約3倍の大きさで栄養豊富

「金のいぶき」は、通常の玄米と比べて胚芽の大きさがおよそ3倍もあります。そのため、GABAや食物繊維、ビタミンEなどの栄養が豊富なお米になりました。プチプチとした食感が楽しめるのも、巨大胚芽だからこその大きな特長です。そのまま食べても、白米に混ぜて炊いても美味しく、また、チャーハンやリゾットにお使いいただくと、特別なひと皿に。食べやすい上、栄養価は通常より高いとあって、身体に優しい食生活を心がけたい方にぴったりです。

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津波被害後もたくましく成長していた姿

「金のいぶき」の親品種は、うるち米品種の「たきたて」と、もち米品種の「めばえもち」です。「たきたて」には甘みが強くもちもちとした食感と、冷めても固くなりにくい特長、そして、「めばえもち」には胚芽が大きくて吸水性が高く、浸水しなくても炊ける特長があります。それぞれの親の良さを「金のいぶき」が引き継ぎました。東日本大震災の後、津波被害のあった水田でもたくましく生き抜いた姿は東北・宮城の希望となり、その一粒一粒の輝きから「金のいぶき」と名付けられました。