2022.12.01

生食にもスイーツにも!一年中美味しい宮城の「いちご」

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東北屈指の生産量を誇る「いちご王国」宮城

宮城県は東北屈指のいちご産地です。冬が比較的暖かく夏が涼しい気候を活かし、一年を通して様々な品種のいちごが生産されています。

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津波被害から立ち上がった「いちご団地」

県内でも生産量が随一の亘理町・山元町は、東日本大震災の津波によって大きな被害を受けました。しかし、栃木県からいちご苗の供給を支援いただき、生産再開すると、その後大型ハウス群「いちご団地」が整備され、現在では最新鋭の環境制御技術とこれまでの栽培経験を結集したさまざまな品種のいちご生産が行われています。

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“もう一個”食べたくなる宮城オリジナル品種「もういっこ」

「もういっこ」は、宮城県名取市にある宮城県農業・園芸総合研究所で開発され、2008年に品種登録された宮城のオリジナル品種です。大粒で食べ応えがあり、すっきりとした爽やかな甘味が魅力。「もういっこ」という名前は、つい“もう一個”手を伸ばしたくなることから付けられました。病気に強く生産量が安定していることから、宮城の主力品種となっています。

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笑顔を運ぶブランドいちご「にこにこベリー」

「にこにこベリー」は、「もういっこ」と「とちおとめ」を掛け合わせて、宮城県農業・園芸総合研究所で誕生した宮城のオリジナル品種です。美しく整った円錐形と、断面まで鮮やかな赤色が特長で、甘味と酸味のバランスが良く、加工しても美味。果肉は熟してもしっかりしているので、スイーツにも最適です。「もういっこ」に続く“二個目”の県育成品種であることや、「食べる人も売る人も作る人も、皆が笑顔になるように」という願いを込めて「にこにこベリー」と名付けられました。