2023.02.08

肉厚で弾力があり、ミネラル豊富な三陸「ワカメ」

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豊饒な海で育つ、旨みが際立つワカメ

ワカメは低カロリーでありながら、食物繊維やカルシウムなどのミネラルが豊富。特に養殖に適したリアス海岸が続く三陸沿岸では、旨みが強く香り高い良質なワカメが育ちます。

三陸沿岸はワカメ養殖の国内最適地

宮城県内では、牡鹿半島より北の沿岸でワカメの養殖が盛ん。複雑に入り組んだリアス海岸が続く三陸沿岸は、親潮と黒潮が交わる海の栄養と山からの栄養が流れ込む、自然の恵みたっぷりの漁場。その恩恵を受けたワカメはミネラルが豊富で、旨みが強く、しっかりとした食感で食べ応えがあります。肉厚でコリコリとした「三陸ワカメ」は全国的に人気があり、日本の食卓を支えています。

丁寧な管理で育む良質なワカメ

県内でワカメの養殖が始まったのは、1960年頃のこと。種苗の量産技術が確立されたことや種苗の販売が始まったことで、急速に普及しました。現在では、宮城県が国内生産量の約40%を占めています。県内では、種苗を取り付けたロープを筏(いかだ)やブイに張り込む「水平延縄式」や「水平筏式」という方法で養殖されています。最適な場所にワカメを移動したり、余分なものを間引いたりと、手間をかけ丁寧に育てられることで風味豊かで良質なワカメに仕上がります。

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ワカメが主役の食べ方も!

宮城県産のワカメは肉厚で柔らかく、抜群の歯ごたえが自慢。サラダや酢の物、味噌汁にするのはもちろん、しゃぶしゃぶや天ぷらなど、ワカメ自身が主役のレシピもおすすめです。塩蔵ワカメ等の加工品は通年で流通していますが、年末から春先にかけての旬には生ワカメも店頭に並びます。