2022.06.30

生産量日本一! 宮城が誇るフルーツのような野菜「パプリカ」

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地場産ならではの鮮度が自慢

輸入品のイメージが強いパプリカですが、実は宮城県の生産量は日本一。みずみずしく肉厚な果実は、生で食べてもほんのりとした甘みがあります。

彩りの豊かさが食卓やお弁当を賑やかに

パプリカの色は、赤と黄色、オレンジ色がよく見られますが、実は茶色や白、紫、緑など色とりどりの品種が開発されています。パプリカはピーマンと見た目が似ていますが,ピーマンに比べてビタミンCが2倍以上含まれ、組織がしっかりしているので加熱しても栄養分が損失しにくいという特徴があります。色鮮やかで青くささがないので、子どもでも食べやすく、お弁当の彩りおかずにもぴったりの野菜です。

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大規模施設栽培による安定供給

宮城県では、平成20年頃から大規模な施設栽培が行われるようになりました。徹底した環境制御技術を取り入れた栽培方法により、果肉が厚くフルーツのような味わいのパプリカが1年を通して供給されています。主な産地は石巻市、栗原市、登米市などで、栽培する法人が新たに立ち上げられるなど、宮城県のパプリカ栽培はさらなる拡大を続けています。

パプリカのおいしさを感じるレシピ

クセがないので、どんな料理にも合わせやすい野菜ですが、ハンガリーでは、パプリカを煮込んだシチューや、パプリカの肉詰めがあります。また、スペインではマリネにするほか、にんにくと一緒にスープにしたり、砂糖と煮詰めてジャムにします。肉料理や豆腐料理のソースにするのもおすすめです。調理方法・メニューによっては、前もって皮をむいておくと口当たりが良く、果肉の食感を存分に楽しめます。