食材王国みやぎ地産地消推進店とは?探し方&実際に行ったおすすめ店を紹介
「宮城に旅行に行くから、せっかくなら地元のものが食べたい」
「県外から来る人に、宮城らしいお店を紹介したい」
「宮城に住んでいるけど、やっぱり地元の食材を味わいたい」
そんなとき、皆さんはどうやってお店を探しますか?
インターネットやガイドブックで人気店を調べるのも一つの方法。でも、「宮城県産の食材を味わえるか」という視点で探してみると、これまで知らなかった一軒に出会えるかもしれません。
そこで本記事では、そんなお店を宮城県が登録する「食材王国みやぎ地産地消推進店」に注目。登録店の特徴や探し方とともに、実際に訪れた2店舗をご紹介します。
目次

食材王国みやぎ地産地消推進店とは?宮城県が登録する県産食材を味わえるお店
「食材王国みやぎ地産地消推進店」は、宮城県産の農林水産物を積極的に使用し、地産地消に取り組む県内の飲食店や宿泊施設などを、宮城県が登録する制度です。
登録店では、営業期間を通じて県産食材を積極的に提供するだけでなく、使用する県産食材の産地をメニューなどに記載したり、店内の見やすい場所に掲示したりすることが求められています。
つまり、「せっかくなら宮城のものを食べたい」と思ったとき、お店選びの一つの目印になるということ。どんな県産食材を使っているのかを確かめながら、宮城ならではのおいしさを楽しめます。
食材王国みやぎ地産地消推進店の探し方
地産地消推進店は、宮城県の公式サイト「宮城旬鮮探訪」から簡単に探すことができます。旅行前にじっくり選ぶのはもちろん、街歩きの途中やSNSから見つける方法も。今回は、3つの探し方を紹介します。
「宮城旬鮮探訪」で探す
まずは、「食材王国みやぎ 宮城旬鮮探訪」にアクセス。探し方はいたって簡単です。
1.トップページ上部の「県産食材の飲食店を探す」をクリック
2.ジャンル・エリア・キーワードから条件を指定して検索
たった2ステップで、条件に合う地産地消推進店を探せます。ここからは、実際の画面を見ながら詳しい検索方法を確認していきましょう。
ジャンルは、居酒屋やレストラン、カフェ・スイーツ・パン、寿司、和食、ラーメン・麺類、牡蠣、牛たん、旅館・ホテルなど全部で12種類。食べたいものや利用シーンに合わせて絞り込めます。
エリアは仙台市5区のほか、県内各市町村から選択可能。複数のエリアを選べるので、旅行先やお出かけ先の周辺まで広げて探したいときにも便利です。
「食べたいものが決まっている」という方は、キーワード検索を使ってみましょう。たとえば、宮城の冬の味覚「せり」など、具体的な食材名から検索できます。
実際に「せり」と検索してみると、せり鍋が有名なお店や、オリジナルメニュー「せりカツ丼」を提供するお店など、12件がヒットしました。
検索結果は、タイルやリストだけでなく地図でも表示できます。「今度このエリアに行くから、近くのお店を探したい」というときにも使いやすいですよ。
街中の目印から探す
事前に調べず、街を歩きながら見つける方法もあります。
目印は、「食材王国みやぎ地産地消推進店」の登録表示板やミニのぼり。
観光や街歩きの途中でこの目印を見つけたら、ぜひメニューをチェックしてみてください。知らなかった宮城の食材や料理との、思いがけない出会いがあるかもしれません。
公式SNSをチェックする
「食材王国みやぎ」の公式InstagramやFacebookでも、地産地消推進店の情報が紹介されています。
登録店だけでなく、宮城の旬の食材やレシピ、イベントなど、県産食材を楽しむための情報も。「次は何を食べよう?」と迷ったときの参考に、フォローしておくのもおすすめです。
食材王国みやぎ地産地消推進店に行ってみた!
実際の地産地消推進店では、どんな宮城県産食材を味わえるのでしょうか。
今回は、仙台市中心部の居酒屋と、日本三景・松島にある食事処の2店舗へ。それぞれの場所で楽しめる宮城のおいしさを探してきました。
野菜から肉、魚まで宮城尽くし!「野菜と酒のうまい店 居酒屋きりん」
1店舗目は、仙台市青葉区立町にある「野菜と酒のうまい店 居酒屋きりん」。
店名の通り、旬の野菜を使った料理が自慢のお店です。メニューを開いてみると、「宮城県産」「宮城名物」の文字があちらこちらに。「宮城県産と書いてあるものは全部食べよう!」と意気込んで訪れたものの、とても一人では食べきれないほどの料理が並んでいました。
数ある県産食材メニューのなかでも人気なのが、9月中旬から本格的に提供が始まる「仙台白菜と豚肉のせり鍋」です。 せりは名取市上余田の農家から仕入れたもの。仙台白菜や宮城県産の豚肉、ねぎとともに特製のだしで煮込みます。
せりは、もちろん根っこまで食べるのが宮城流。やわらかな白菜の甘みと豚肉のうまみは、つゆにもじんわりと溶け込みます。一つの鍋の中に、宮城の秋冬のおいしさがぎゅっと詰まっていました。
県産食材の楽しみは、せり鍋だけではありません。
とうもろこしと玉ねぎの天ぷらは、どちらも宮城県産。なかでも玉ねぎは、仙台市内の「庄子農園」が育てたもの。さくっとした衣の中から、みずみずしい甘みが広がります。
宮城の味を楽しむなら、料理と一緒に地酒もぜひ。日本酒は「日高見」「伯楽星」「あたごのまつ」「宮寒梅」「水鳥記」など、宮城の銘柄をはじめ、東北や全国各地から幅広くそろいます。新澤醸造店の「超濃厚ヨーグルト酒」も選べるのがうれしいところ。
ヒラメやカツオ、仙台牛など、魚も肉も宮城から。
宮城県・気仙沼産の「鰹のフライ」に添えられていたのは、いぶりがっこと仙台せりを合わせたタルタルソースです。宮城の食材をただ使うだけではなく、組み合わせや調理法によって、新しいおいしさに出会えるのも印象的でした。
店舗情報:居酒屋きりん
\人気店のため、来店前には予約がおすすめ/
所在地:宮城県仙台市青葉区立町1-10
TEL:022-224-6977
営業時間:17:00~22:00(料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:30)
定休日:日曜・祝日
※祝日でも営業する場合があります。詳細は店舗までお問い合わせください。
※最新情報はInstagramをご確認ください。

松島の景色と一緒に味わう「和食・めん処 誉旨(よし)」
続いて訪れたのは、日本三景・松島にある「和食・めん処 誉旨(よし)」。
松島遊覧船の乗り場を目の前に望む場所にあり、大きな窓の向こうには松島湾の景色が広がります。観光の途中で、宮城ならではの食材を味わいたいときにもぴったりの一軒です。
この店でぜひ味わってほしいのが、「漁師 相澤太の情熱の海苔そば」。使われているのは、“皇室献上の浜”として知られる東松島市矢本で育てられた海苔です。
そばが運ばれてくるまでに、まずは海苔をすり鉢ですりすり。するほどに海苔が細かくなり、磯の香りがふわっと立ち上がってきます。そこへそばつゆを注ぎ、そばをつけていただくと、細かくなった海苔が麺にたっぷり。口に運ぶたびに海苔の香りが広がり、まさに海苔を味わうための一杯です。
一緒にいただいたミニまぐろ丼には、松島のお隣、塩竈から届くマグロを使用。厚みのある刺身を頬張ると、また違った宮城の海のおいしさを楽しめます。
ほかにも、仙台牛の瓦焼きや、宮城のブランド豚「JAPAN X」のチャーシューをのせたラーメンなど、県産食材を使ったメニューがそろっています。
誉旨を出れば、目の前は松島遊覧船の乗り場。遊覧船「仁王丸」「第三仁王丸」の船内では、1日30食限定のお弁当も販売されています。 松島湾を眺めながら店内でゆっくり味わうか、船に揺られながら海の上で楽しむか。旅の途中で宮城のおいしさに出会えるのも、松島ならではです。
店舗情報:和食・めん処 誉旨
\店主の吉岡さんが笑顔で迎えてくれます/
所在地:宮城県宮城郡松島町松島字町内75-14 牡蠣ノ屋本店ビル3F
TEL:022-355-1677
営業時間:月~金 11:00~15:00/土・日・祝… 11:00~17:00
定休日:火曜日(観光シーズンは除く)
※最新情報はホームページをご確認ください。

宮城の食材を味わうなら食材王国みやぎ地産地消推進店へ
海の幸、山の幸、里の幸。宮城には、季節ごと、地域ごとにさまざまなおいしさがあります。
今回、2つの地産地消推進店を訪れて感じたのは、県産食材そのもののおいしさはもちろん、それぞれのお店ならではの料理や食べ方に出会える楽しさでした。
「宮城のものを食べたい」と思ったときは、「食材王国みやぎ地産地消推進店」をお店選びの一つの目印に。旅行先でも、いつもの街でも、まだ知らなかった宮城のおいしさを探してみてください。
食材王国みやぎ地産地消推進店に登録するには?
「うちでも宮城県産食材を使っている」というお店は、地産地消推進店への登録を検討してみてはいかがでしょうか。
対象となるのは、宮城県産の農林水産物を積極的に利用している県内の飲食店やホテル・旅館など。持ち帰り・配達飲食サービスやキッチンカーも対象です。主な要件は、営業期間を通じて県産食材を積極的に使用することと、使用する県産食材の産地をメニューなどで利用者に伝えること。
登録すると、「宮城旬鮮探訪」や公式SNSで店舗情報が紹介されるほか、登録表示板やミニのぼりなども提供されます。申請はオンラインのほか、申請書をメールや郵送で提出することも可能です。詳しい登録要件や申請方法は、宮城県公式サイト「食材王国みやぎ地産地消推進店について」をご確認ください。
ライター:池田 智海【食材王国みやぎ うまレポ隊】
宮城で暮らして30年超のライター。地域をよく知るライターとして、仙台発の情報誌「りらく」などの記事を執筆。個人の活動として、宮城のお店や人の魅力を発信する情報サイト「より、宮城。(https://yori-miyagi.com/)」の運営も手がけています。「人と話すこと」と「美味しいものを食べること」が大好きです!


























