宮城旬鮮探訪

宮城県白石市の特産品である白石温麺。その名付け親は伊達政宗公の家臣であり、当時の白石城主「片倉小十郎公」だと言われています。自分の町に住む味右衛門という青年が、胃腸が弱く食欲が無かった父が元気になる食べ物として、旅の僧から教わった麺を自ら作ります。その麺を食べると父はたちまち元気になりました。その逸話を聞いた片倉小十郎公が「人を思いやる温かい心を持つ麺」という意味を込めて温麺と名付けたと言われています。温麺を贈ることで大切な人の体を気遣うことができそうですね。温麺の特徴や食べ方などについては特集記事にまとめていますので、そちらもぜひご一読ください。

地中海の温暖な気候で育つイメージのオリーブですが、実は宮城県の石巻市でも栽培されています。東日本大震災以降、地域の再生や復興を目指す中でオリーブ栽培が始まりました。民間企業をはじめ、地域の大学やNPO法人、行政など、さまざまな人や組織が一丸となってオリーブ作りに取り組んでおり、オリーブオイルはもちろん、オリーブの葉を使った珍しいお茶なども作られています。

たらこと聞くと北海道や福岡県を思い浮かべるかもしれませんが、かつては宮城県の石巻市がたらこの生産量でトップを誇っていました。その規模は辛子明太子で有名な博多をはじめ、全国に原料としてのたらこを供給していたほど。買い付け価格の高騰や東日本大震災の影響で宮城のたらこは深刻なダメージを受けましたが、現在ではその困難を乗り越え、複数の工場が品質の良いたらこを作り続けています。逆境に負けずに品質を磨き続けた宮城のたらこをぜひ贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。

宮城県産品にはそれぞれに「こだわり」や「誕生秘話」など面白いストーリーがあります。贈り物をさらに美味しく・楽しく味わっていただけるように、その背景にあるストーリーに目を向けてみてはいかがでしょうか？宮城旬鮮探訪のサイト内では様々な県産品にまつわる記事を掲載しておりますので、気になる産品はぜひチェックしてみてください！