宮城旬鮮探訪

地元客のみならず、近隣のホテル宿泊客などで、いつも賑わっているお店です。イチオシは名物「石巻産金華かつおの藁焼き」で、ブランドカツオを惜しげもなく分厚くカットして提供してくれます。

大量の藁で豪快に炙った身はもっちり肉厚のレア食感で、これぞカツオの藁焼き！といった豪快かつ王道の味わいを堪能できます。

カツオの藁焼きは「伊達の旨塩」でいただく「塩たたき」と、薬味たっぷり「自家製ポン酢」の2種類があります。王道の塩たたきが人気ですが、ポン酢を好んで注文する常連客も多くいます。

私は個人的に、粗めでしっかりした味わいの伊達の旨塩を軽く付けて、藁の香りを感じながら肉厚の身を口いっぱいに頬張るのが贅沢で大好きです。

こちらのお店は宮城の地酒のラインナップも豊富。店長さんに藁焼きにオススメの地酒をうかがったところ、魚介との相性がよくスッキリ辛口な「日高見」を合わせるお客さんが多いとのこと。スッキリした味わいの中に旨みを感じる地元で人気のお酒。私もよく飲む地酒の一つです。

仙台駅直結の飲食店エリアにあって午前11時から通し営業しており、新鮮なカツオを藁焼きで一年中いただけるお店。各種藁焼きメニューがイチオシで、カツオ以外にも、宮城サーモン、仙台牛タン、栗原漢方牛など、地元食材を藁焼きで堪能できます。

旨味がギュッと詰まった厚切りの藁焼きカツオを、塩とタルタルソース２種類のお味で食べ比べることができます。さらにカツオと宮城サーモンの「藁焼きＷ盛り合わせ」もあって、この両方を堪能できる盛り合わせが私のオススメ。

ランチタイムでも、ビール、ワイン、ハイボールなど昼飲みができるうれしいお店です。

いろいろなお酒とのペアリングを楽しみながら藁焼きを味わえるのも魅力です。スタイリッシュな落ち着いた空間で、新感覚なお味を堪能してみてはいかはでしょうか。

いろり焼きスタイルの飲食店は宮城が発祥と言われており、こちらのお店も旬の地元食材を使ったいろり焼きが自慢のお店です。店内中央にある大きないろりは、懐かしさと非日常を演出してくれます。

いろりを囲むカウンター席では、藁焼きのライブ感を肌で感じることができます。注文した品が仕上がっていく様子を見ることができ、まさに特等席。  

カツオの藁焼き（藁あぶり）はいろりの炎で優しく表面を焼いたあと、最後に藁で一気に炙って仕上げます。藁の香りがしっかり乗って皮目まで美味しく、ミディアムレアのような舌ざわりと食感は超絶品。まさに五感で楽しめる大好きな一品です。

こちらのお店は宮城の地酒のラインナップが豊富。店長さんに藁焼きにオススメの地酒をうかがったところ、爽やかでキレのよい辛口純米「乾坤一」が特に合うとのこと。辛すぎず飲み飽きしない上品な味わいは私もオススメです。

藁焼きには旬の食材を厳選しているため、時期や日によってはカツオ以外の食材になることもあります。訪問時には事前にお店に確認するとよいでしょう。

宮城の食材へのこだわりと愛が伝わるお店なので、藁焼きと共に他のメニューも堪能してみてください。

仙台駅東口から徒歩2分の「ヨドバシおいしいもの横丁」にあって、午前11時から通し営業しているお店。塩釜から仕入れる新鮮なカツオを、藁焼きで一年中食べられるうれしいお店です。私は藁焼きをツマミに一人でサクッとちょい飲みに立ち寄ることも。

看板メニュー「新鮮かつをの藁焼き」は、モチッとやわらかい食感がおいしくて人気。藁焼きメニューは「新鮮かつを」と「コッテリぶり」の2種類があって、それを2種盛りで注文することができます。食べ比べが楽しいこの盛り合わせも個人的に好きなメニューです。

宮城の地酒は常時3～4種類提供。今回は佐々木酒造の純米吟醸「玲瓏」をいただきましたが、ほどよい甘みとみずみずしさが特徴的で、藁焼きともよく合いました。

こちらのお店は宮城では昔からファンが多い『北京餃子』さんの姉妹店なので、メニューには中華系や焼きとんなどもあって、いろいろなツマミと共にちょい飲みするにはもってこいの大衆店。なにせ「定番ハイボール」が税込198円。

お手頃で一人でも気軽に入りやすいお店なので、出張や観光などで訪れた合間にふらっと立ち寄ってみるのもよいでしょう。

宮城はカツオの産地であり、また日本有数の米どころ。宮城の純米酒は国内外の品評会で高評価を得ており、秋には夏の間に熟成された日本酒の奥深い味を楽しむことができます。燻製のような香りをまとった藁焼きと日本酒との相性は抜群。カツオも日本酒も季節ごとの味を堪能するのは楽しいものです。

私は藁焼きに「水鳥記」や「蒼天伝」をよく合わせますが、ご紹介したい地酒は他にもたくさんあります。気になる方は、お好みのお酒をリンク先からぜひ見つけてみてください。