宮城旬鮮探訪

宮城名物の三角油揚げは、仙台市にある定義山（じょうぎさん）の門前町で誕生したと言われており、観光名物として人気を集めてきました。今ではスーパーでも買えて、おうちでも楽しめる宮城のソウルフードになっています。

大きな三角形と厚みのある見た目が特徴で、外は香ばしく、中はふんわりジューシー。ひと口食べれば大豆の旨みがじゅわっと広がり、子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれています。

三角油揚げ最大の特徴は、その大きな三角形と、2cm以上もあるしっかりとした厚み。外はカリッと香ばしく、中はふんわり柔らかで、噛むたびに大豆の甘みと旨みが口いっぱいに広がります。
フライパンやトースターで表面がカリっとするまで焼けば、家庭でもまるで揚げたてのような香りと食感が楽しめます。

七味、生姜などを添えて醤油をかけるだけでご馳走に。女性や子供でも、あっという間に一枚ぺろりと食べられるシンプルながら贅沢な一品です。

三角油揚げは、そのまま焼くだけでも十分に美味しいですが、実はアレンジ次第でごはんのおかずにも、おつまみにも変身する万能食材。ほんのひと工夫で、様々な味わいを楽しむことができます。 

今回は、三角油揚げならではの食べごたえを活かした、おうちで簡単に作れるアレンジレシピを3つご紹介します。

【材料（2人分）】

・三角油揚げ…2枚（※本レシピでは、マルト食品三角油揚げを使用）

・納豆…1パック

・小ねぎ…3本分

・醤油…適量

【作り方】

（1）三角油揚げは半分に切り、袋状に開いておく。小ねぎは小口切りにする。

（2）納豆に付属のたれと、小ネギ（トッピング用に少し残しておく）を入れて混ぜ、（1）の油揚げに詰める。

（3）油を引いていないフライパンで、両面にこんがりと焼き色がつくまで、弱中火でじっくり焼く。（片面3分程度）

（4）器に盛り付けて、小ネギをトッピングして完成！焼きたてに醤油をつけて食べると絶品です。

★お好みでマヨネーズや、からし、七味等を添えると、より一層美味しく召し上がれます。

＜おすすめの材料はこちら＞

【材料（2人分）】

・三角油揚げ…1枚（※本レシピでは、菅野食品の三角油揚げを使用）

・豚ひき肉…100g

・トマト…1/4個

・大葉…3枚

・ピザ用チーズ…適量

＜A＞

・水…大さじ3

・仙台味噌…大さじ1

・みりん…大さじ1

・酒…大さじ1

・砂糖…小さじ1

・醤油…小さじ1/2

・すりおろし生姜…小さじ1/2

・すりおろしにんにく…小さじ1/4

【作り方】

（1）三角油揚げは、表面の油をキッチンペーパーでふき取り、切り分けやすいように深さ1cm程度の切れ目を入れておく。トマトは1cm角に切り、大葉は千切りにしておく。

（2）油を引いていないフライパンにひき肉を入れて弱中火でじっくりと炒める。こんがりと焼き色がついてきたら、トマトと＜A＞を加えてよく混ぜ、汁気が少なくなるまで炒めて肉味噌を作る。 

（3）三角油揚げの上に肉味噌をたっぷりと塗り、半量の大葉とチーズをまんべんなくのせる。 

（4）240℃のオーブントースターで、チーズにこんがりと焼き色がつくまで焼く。

（5）器に盛り付け、残りの大葉をトッピングして完成！

★仙台味噌以外の味噌でもOKですが、コクのある赤味噌を使うとより美味しく仕上がります。

＜おすすめの材料はこちら＞

【材料（2人分）】

・三角油揚げ…1/2枚（※本レシピでは、菅野食品の三角油揚げを使用）

・板こんにゃく…1/2枚（約130g）

・大根…100g

・小ねぎ（飾り用）…適量

＜煮汁＞

・だし汁…400ml

・薄口醤油…大さじ2（濃口醤油でもOK）

・酒…大さじ1

・砂糖…大さじ1

【作り方】

（1）こんにゃくはスプーンで一口大にちぎり、沸騰したお湯で3分間下茹でする。大根は1.5cm幅のいちょう切り、小ねぎは小口切り、三角油揚げは一口大に切る。

（2）鍋に煮汁の材料を全て入れて混ぜ、三角油揚げ・こんにゃく・大根を加えて落し蓋をして中火にかける。大根が軟らかくなるまで約20分程煮る。

（3）大根が柔らかくなったら、火を止めて粗熱が取れるまで置き、味を含ませる。

（4）器に盛りつけ、小ねぎを散らして完成！

★基本的に油抜きは不要ですが、油が気になる場合や購入後日が経ったものは、熱湯を回しかけてから使用してください。

＜おすすめの材料はこちら＞

三角油揚げは県内のスーパーや産直市場のほか、オンラインでも販売されています。
香ばしい香りとふっくら食感、そして職人のこだわりが詰まった一枚を、ぜひおうちで堪能してみませんか？