宮城旬鮮探訪

①大豆と米麹

味噌は使う麹によって米味噌、麦味噌、豆味噌の3種類に分類されます。仙台味噌は米味噌の一つで、大豆の比率が他に比べてとても高いことが特徴です。風味豊かな大豆をふんだんに、そして米所、宮城のおいしい米麹を使っているため、旨味や甘味をしっかりと味わうことができます！

②発酵時間

「仙台味噌」は一般的な味噌（例えば白味噌や麦味噌）に比べて、発酵期間が長いことが特長のひとつ！長い発酵の間に、風味が深まっていくため、少量でも味が良く、芳醇な香りのする味噌になっていきます。味噌汁や煮物に使うと、料理全体にしっかりとした味わいを加えてくれますよ。

③まるごと楽しめる大豆の食感や風味

味噌には、「粒タイプ」と「漉しタイプ」がありますが、これらの違いは、製法にあります。味噌を仕込む際に大豆を完全にすりつぶさず粒を残すと粒タイプに。丁寧に濾すと、漉し味噌に。

食感をより感じたい！という方は、「粒タイプ」の「仙台味噌」を！なめらかな口当たりを楽しみたい！という方は、「漉しタイプ」をぜひご賞味ください！自分の好みのタイプの味噌を味わうことでよりおいしさを感じられますよ。

味噌は、発酵の過程でアミノ酸やビタミン類が増え、発酵に関わる酵母や乳酸菌の働きによって、豊かな風味が生まれるのも特徴です。昔から大切にされてきた日本の食文化を、「仙台味噌」で体験しませんか？

仙台味噌の起源は江戸時代まで遡ります。初代藩主の伊達政宗公は朝鮮出兵の際に「仙台味噌」を持参しました。他藩の味噌が夏期に腐敗していく中、「仙台味噌」は変質せず味も優れていたため、一躍有名になりました。その後、伊達政宗公が軍用の味噌の自給を目的とした味噌醸造の施設「御塩噌蔵（ごえんそぐら）」を建設し、城下の商人に製造と運営を任せたのが仙台味噌の始まりと言われています。
仙台は充分な日照に恵まれながらも、夜には比較的涼しい気候。それに加え豊かな土壌は、風味豊かな大豆と米の生産にぴったりです。 そこで作られる「仙台味噌」の美味しさは、いつしか江戸の庶民の間で、井戸端の噂で広がり、つてを辿らなければ手に入れられないほど貴重でした。明治時代にインフラが整うと一気に全国へと広がり、皆様の食卓で愛されるようになりました。

毎日の食卓に欠かせない味噌。味噌汁はもちろん、煮物、味噌ダレにして焼きおにぎりなど、様々なアレンジのきく「魔法の調味料」です。友達や家族と一緒に味わえば、きっと笑顔も広がります。

ツウなあなたにだからこそ食べてほしい「仙台味噌」。

かけるだけ・つけるだけ！で、いつもの料理がもっと美味しくなる調味料。

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